パリの情事はほろ苦く シャロン・ケンドリック


パリの情事はほろ苦く (ハーレクイン・ロマンス)
ハーレクイン
シャロン ケンドリック

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<あらすじより>
昼間は販売会社の社員、夜は清掃のアルバイト。
高い家賃を払うために、ジェシカは日々仕事に追われていた。
唯一の楽しみは、毎晩掃除をしに行く会社のオフィスで彼を見ること。
シチリアの名門カルディーニ一族を率いる、会長のサルヴァトーレだ。
尊大だが魅力あふれる彼に、ロンドンじゅうの女性が熱をあげている。
地味な彼女など眼中にないのは承知で、ジェシカは彼に憧れていた。
ある日、そのサルヴァトーレが彼女をパーティに誘った!ジェシカは舞いあがるが、彼には冷たい計算があった。
彼女を同伴すれば、うるさくまといつく女どもを追い払えるだろう。
だが、当日ジェシカを見た彼は、とんでもない計算違いに気づいた。

<感想>
もう笑えるくらいに女心に疎い傲慢ヒーローでした。
女は理由も無く全て金目目当てと考えているヒーロー。
ある意味世間知らずなんでしょうね。
そんなヒーローがあらすじにある通りの理由で、ヒロインに目をつける。
ヒロインはごく普通の感覚を持った女の子。
ちょっとだけ、意志が強いというか……ヒーローの魅力には形無しですが、ちゃんと意見を持っていて、それを押し通す力がある。
ヒーローはヒロインにメロメロなのに、認めてないから愛人契約と迫る、あと言動が天然でヒロインを金目当てとほのめかして傷つける。
今までのヒーローの女もそんなヒーローの態度に愛想つかして、こうなったら金を貰えるだけ貰っておさらばしてたんじゃないかな?と思うほど。
それに、ヒロインを愛人にしながら、ヒロインが断ったり要求しない所為もあるけれど、贅沢といえば服を買うくらい?
あ、後でちょっとした事件になるダイヤモンドのブレスレットがあるけど、その程度の贅沢。
旅行にも行かないし、マンションを用意されないし、豪華なパーティにも行かない。
好きなときに好きなだけ夜のお相手をする都合のいい女と化すヒロイン。
生活の為の仕事があるから行けないというと、僕には金があるから使えと言いつつ、金目当てにはウンザリみたいなことも言う。
そんなこと続けていたら、そりゃあ、ヒロインに愛想つかされるわな~。
ラスト間近に、もう会わないというヒロインを大して説得もせず、ヒーローはあっさり承諾。
どうせ、これも駆け引きだろうと本気にしていない。
まあ、それまでにちょっとした事件で間違いなく金目当てだと思い込んでいるし、なんだかんだと注文つけてもそれに応えてきたヒロインなので、ヒーローが強気で見下してる理由もわかります。
しばらく離れて、ヒロインのことを恋しくなって連絡したら、あっさり断られて、やっと焦るヒーロー。

いやはや、楽しかったです。
あっさりさらっと傲慢なヒーローがお手軽に楽しめました。
きっと、結婚後も傲慢な態度のヒーローにヒロインがちくりと刺し返して、ヒーローがしょげ返るなんてことを繰り返すんだろうなあ。


<お気に入り度>
★★★☆☆

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