洋上のときめき ジェニー・アダムズ

洋上のときめき (ハーレクインイマージュ)
ハーレクイン
ジェニー アダムズ

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<あらすじより>
社長秘書として勤める投資会社の経営が危ないというデマが流れ、動揺するモリーにボスのジャロッドがある計画をもちかけた。
顧客が離れていくのを食いとめるためにデマの出所を突きとめ、問題を解決して事業の安泰を取り戻さなくてはならない。
それには顧客の集まる社交界の行事に出席して情報を得るしかないと。
同行を求められたモリーは気が進まなかった。
私とはまったく違う世界の人たちに囲まれて、ボスに恥をかかせるようなまねをしてしまったら?
だがそれも仕事のうちだとジャロッドに押しきられ、しかたなくモリーは着ていくドレスを買いに走った。

<感想>
あらすじの続きは予想どうりお約束の展開で、今までは上司と部下だったのに、仕事着をドレスに変え、眼鏡をはずし、ハイヒールを履いて変身したヒロインをいきなり意識しだすヒーロー(笑)
等身大の女の子としてのヒロインの揺れ動く心理がよかった。
お話の展開としては、ただただ2人が恋に突き進む決心ができずに右往左往している話なので、ロマンスがまったく進まずイライラするんですが、普通ボスに恋愛感情を持ったとして、ボスもそこそこ気持ちが盛り上がっていても、すぐさまその関係に溺れられるほどの行動を取れるかと言われれば、無理だろう。
会社の危機に、階級差(←これは私にはピンと来ないんですが……。階級差を楽々乗り越えるお話の読みすぎかも笑)、はっきり言って、恋愛に鎌かける暇はないくらい忙しいのに、ちょっとした言動がお互いを刺激しあって惹かれあう。
ええい!2人ともきっちりケジメをつけろ~!といいたくなる(笑)
ヒーローがいい男だな~と思った(いや、その前からもなかなかいい男なんだけど)のは、最終的な愛の告白のシーン。
自分が億万長者であることや自分の裕福いい血筋の人間のあることを認めながら、それでも一人の人間としての愛を告白するところ。
俺と結婚すればこんないいことあるよ!!と押し付けるヒーローが多い中、階級差を気にするヒロインにとってそれはマイナス要素であることを認め、それでも拘らないでほしいという所が好きだ。
あと、勿体無いと思ったのがヒロインの母とおばさん達。
それぞれとっても個性豊か愛情たっぷりヒロインに注いでいる様子がほほえましい。
シンデレラで言うところの魔法使いのおばあさん的存在でした。
だけど、ヒロインがわずらわしいと思うほどの愛を注ぐ様子をもっと描き一人一人活躍させてほしかった。
そうすれば、わずらわしいと思ってしまって後悔するヒロインの心情にもっと共感できたと思う。
……いや、あのおばさん達が活躍してしまったら、お話を食ってしまいますか(笑)

<お気に入り度>
★★☆☆☆
お話としてはいいけど好みではなかったので。
もどかしい話が好きな人にはお勧めです。

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