恋人たちが帰る場所 サラ・モーガン



<あらすじより>
平凡な容姿、きまじめさを象徴する眼鏡、本が友達だった高校時代。
島の診療所で働く看護師フローラは、かつて島いちばんのお堅い優等生だった。
医師が一人辞めて大忙しの診療所に優秀な代診医が来ると聞き、ほっとしたのもつかの間、やがて診療所に姿を現したのはかつて島いちばんの不良と言われたコナー・マクニールだった。
フローラがひそかに恋い焦がれていたコナー。十二年前に島を飛び出したきりだった彼がどうして今ここに?
いっそう危険な香りを漂わせ、セクシーになったコナーを見て、フローラは恐れおののいた。
代診医って…まさか彼が。

<感想>
いやーもう、ひさびさに恋にのめり込む真面目なカップルを読んだ気がする。
恋愛につきものの障害の一つに身分違いがあるけれど、それの変形版といったところか?
二人とも真面目に相手を好きになって、相手を思いやるが故に踏み込めないもどかしさが素敵でした。
ヒーローは頭のできはよかったが家庭環境のせいで不良化し、自力で更正して医者になったが、心に深い傷をおっている。
それを、真面目で暖かい心の持ち主で、しかしながら情熱的なヒロインが頑ななヒーローに心を開かせる話。
ラスト近くに、ヒーローと一緒にいることを恥じいってないことを証明する為に、パブのような人がたくさんいる前で愛の告白をするヒロイン。(その前3日ほど思い悩んでいるけど・笑)
真面目な人間が情熱に追い詰められて言わずにいられなかった様がすごくよく感じとれました。
島の住人もいい意味にも悪い意味にも活躍してます。
ヒーローが島の住人の信頼を得るの過程は、ヒーローがあっけらかんとしているだけに、胸にくるものがあった。
田舎の人間関係って煩わしさと暖かみに溢れているのは世界共通なんだなーと思いました。
島の狭い人間関係の世間の目を気にするからこそ成り立った恋って感じです。
しかしこんな島なら、子どもの作成日までみんな知っていそうでコワイ!(笑)

<お気に入り度>
★★★☆☆

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