魔法の杖を振って サラ・モーガン



<あらすじより>
グレンモア島の診療所で働く看護師エヴァンナは物心ついたときから親友カイラの兄、ローガンに思いを寄せていた。
一方、信望厚い医師である彼にとって、エヴァンナは頼りになる看護師で友人でしかない。
一人の女性として見てほしいのに。
彼女はカイラの勧めに従ってイメージチェンジ作戦に出た。
セクシーなドレスとハイヒールで女らしく変身して彼の前に…。
ところがローガンは心を惹かれるどころか気づきもしなかった。エヴァンナはついに決心する。
長い長い初恋に終止符を打とうと。
「ひと夏の恋ならば」のヒロイン、カイラの親友は彼女の兄に思いを寄せているが…。
スコットランドを舞台にした人気作家の連作第二弾。

<感想>
直前に読んだのが殺伐としたお話だったので、のほほんとした田舎のじれったいカップルに、ほんわかとさせられました。
ヒーローは、奥さんを出産時になくしシングルファーザーとなった医師。
ヒロインは、ヒーロー妹の親友で幼なじみの助産師資格も持つ看護師。
この2人の気持ちが重なり合うまで、すれ違いまくる話かな?
最初は、ヒロインがヒーロー妹に励まされて最後の誘惑に出て玉砕。
ヒロインがヒーローを諦めて友達でい続けようと努力しはじめた辺りで、ヒーローがヒロインの事を意識しだす。
だけど、ヒロインは盛大に玉砕しているから期待するだけ無駄と思っている。
ヒーローが正面から口説けずウロウロしているところを他の女が好きと誤解してけしかけたり、ようやくヒーローがヒロインを口説いても自分のこととは全く思わない。
ちょっとくらい気がつけよっ!っと思ってしまう鈍感なヒーロー・ヒロインです。
まあ、ヒロインは経験則で、気持ちがえぐられないように、わざと鈍感になってしまっているわけですが。
見所は、一応医者と看護婦なので、島の人達の健康を守る誠実な姿と、海岸でやっちゃう爆発力の激しさかな?
あ、ヒーローがヒロインを女として意識しだすのが、ヒロインの素っ裸を見てからっていうのは、なんつーかそこまですごいと思ってしまったわー。
そういえば、つい裸をガン見してしまうヒーローをハーレクインではたまに見かけるけど、あれはショックで固まって動けないってことなんでしょうかね?
基本、端からみるとなんでくっつかないのか不思議に思う馬鹿ップル話なんだけど、殺伐としたのを読んだとこだからか、非常に癒されました。
意地悪な人が一切でないので安心して読める一冊だと思います。

<お気に入り度>
★★★☆☆

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